5ちゃんねる ★スマホ版★ ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50  

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

ドラクエの小説スレッドパート2

1 :296 ◆kYB5EDmqco :03/10/22 21:21 ID:8v+XUaVL
これは連作短編ゲームブック方式の小説です。書き手は固定されていませんので
いつもはROMの方も書き手になってみてください。

1)主人公は旅の扉を使って新しい町へゆき、冒険し、また次の町へ 旅の扉から旅立ちます。
冒険中の行動を全て書き手さんが決めても、途中にゲームブック風選択肢が登場しても構いません。
ただし、冒険の最後の旅の扉の行き先だけは複数の選択肢を用意してください。
2)次に書く人は、どの選択肢を選んだか明記して進めてください。
書き手以外の人が希望を書き込む事も可能ですが、その希望に沿って進むかどうかはわかりません。
3)書き手は選んだ選択肢以外については、書く事ができません。以前の選択肢に出たのに選ばれなかった場所を再び選択肢に出す事は可能ですし、過去に行った場所の事を思い出す、等はOKです。
例:A、B、Cの中からAに行ったとしたら、B、Cに行った場合の話をAの中で書くことはできません。
4)基本的にはひとつの冒険をひとりで書いた方がやりやすいように思いますが、
  途中で書き手が交代してもOKです。
5)旅の扉が出た時点で、次の書き手さんに交代します。書き手希望者がいない場合は続行もOKです。
6)ドラクエ世界の中なら、どこへ行っても構いません。アリアハンの次にフィッシュベルへ飛ぶ等もアリです。
☆簡単Q&A☆
Q:短編って何レスまで使っていいの?
A:今の所、レス数制限は特にありません。
Q:エロはなし?
A:話の流れ次第ですが、エロで続けるのは禁止です。1レスでやめてください。
Q:これ、いつ終わるの?
A:皆で書きながらエンディングを考えましょうw
Q:感想とか希望とか書き込んでいいの?
A:是非書いてください。皆で楽しく進めようYO!
Q: トルファの出ないSSをこのスレに書いてもいいの?
A:ぜひぜひ!ただし、混乱するので、最初にタイトルを決めて、明記しておいてください。
 現在、『華龍光臨』のみが連載中。

2 :296 ◆kYB5EDmqco :03/10/22 21:23 ID:8v+XUaVL
前スレ ドラクエの小説スレッドパート1
http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1029930091/

■プロローグ

旅の扉。特殊な魔法で2箇所をつなぎ合わせた、トンネルのような移動手段だ。今では旅の扉を作れる者は
いないと言われ、既にあるものを利用するしかないが、旅をする者には1つの道として重宝されている。
旅の扉がどこにあるのかは、多くの冒険者によって世界中から報告され、数年前からその地図も売られており、
旅行感覚で旅をする者も増えてきた。今や「冒険者」と言えども命を賭した戦いの場などない。それは平和の
証だが、冒険者にとってひどく退屈な事でもあった。
 暇を持て余す冒険者の間に、最近流れ出した噂がある。赤い旅の扉。一見すると色が違うだけの旅の扉に
見えるが、入り口と出口はつながっておらず、入ったが最後引き返す事はできない。世界のどこにもつながって
おらず、どこにでも行けるがどこに行くかはわからない、そんな物があると言うのだ。噂を聞いた冒険者達は
久しぶりの未知に沸き立った。君も冒険の旅を夢見るならばわかるだろう、どこにでも行けるがどこに行くかは
わからない、その危険がどれほど心を震わせるか。多くの冒険者が旅先でその話をし、瞬く間に噂は世界を駆けた。
 多くの冒険者が旅立ったが、その幻の旅の扉を見つけたという話は全く無い。やはり噂に過ぎなかったのだと
言う者も多く、流行りが過ぎて人々の関心が薄れても、トルファはまだ探し続けていた。彼がそこまで探し続ける
理由は誰も知らず・・・いや、もとより冒険者にとっては旅に理由など必要ないのかも知れない。今夜は宿を
取れず、野宿していたトルファが夜空を見上げていると、目の前の空間が赤く裂けた。驚いて剣を構える
トルファの前に、赤い亀裂の中から一人の男が現れ言った。
「これがお前の探している旅の扉だ。一度これを通れば、時が来るに従い扉の方からお前のもとに現れるようになる」
 呆然と見ていたトルファが我に帰ると、男は既に姿を消していた。
 あの男が何者なのか、何故自分にこの扉を届けにきたか解からないが、求めていた旅の扉がここにあるのだ。
トルファは赤い旅の扉に飛び込んだ。直後視界がゆがみ一面が赤一色になる・・・
頭の中に響く声に従って扉を抜けたとき、トルファの前に見知らぬ世界が広がった。


3 :296 ◆kYB5EDmqco :03/10/22 21:31 ID:8v+XUaVL
■これまでのあらすじ

第一の扉 〜レヌール城の宴〜

扉を抜けたトルファの目の前に、荒野に寂しくそびえる古城の姿があった。
そこで、トルファはブーンと名乗る一人の魔法使いと出会う。『光の玉』を求める
この不気味な男に、何故か共感をもったトルファは、男に協力して城内の探索を
開始した。次々と襲いくる亡霊の妨害、鎧の騎士との死闘を経て『光の玉』を
手にしたトルファを待っていたのはブーンの裏切りであった。
 ブーンこそが真の魔物だったのだ。気が付けば、呼び笛に導かれた魔物の軍団が
レヌール城を囲むように迫り、逃げ場はない。魔物の手助けをしたことを歯噛みして
悔しがるトルファに向けてブーンの必殺の呪文が放たれる。
 虚を突かれた形となったトルファ救ったのは、王妃ソフィアと国王エリック。
二人の亡霊であった。王妃ソフィアが身を挺してトルファをかばい、国王エリック
が、『光の玉』を自分たち夫婦の墓所に隠す。全てを見届けた後、
トルファは迫り来るモンスターの集団から逃れるべく、テラスに身を躍らせた。
自嘲の笑みを浮かべて大地に叩き付けられるのを待つトルファを、赤い渦が飲み込んだ。


4 :296 ◆kYB5EDmqco :03/10/22 21:33 ID:8v+XUaVL
第二の旅の扉 〜アッテムト〜

アッテムト。そこは、かつて死と荒廃に満ちた鉱山町であった。
町を覆うように鉱山から噴き出すガス。毒の沼地の毒気。
 しかし、今この町を覆うものは人々の陽気と幸せそうな笑顔。
そこで、トルファは一人の男の懺悔を聞く。

5 :296 ◆kYB5EDmqco :03/10/22 22:44 ID:8v+XUaVL
>>4 ×第二の旅の扉 ○第二の扉に訂正。

 第三の扉 〜ラダトーム “竜の一族”〜
赤い旅の扉を抜けた先にそびえるは、ラダトームの城。
地下世界アレフガルドを治める大国の首都だ。「竜王の島に異変有り」との報に
国中が恐怖に涌くなか、トルファは訪れた。探索隊で出会った頼もしい男達、
イシュタル島に新たな魔王となるべく天界から降臨した成竜の息子。数奇な縁に
導かれて出会った人と天界の住人の結束を前に、竜王二世は地に伏した。
探索隊の面々が勝利の喜びと興奮にかられるなか、呼び止める声を軽くいなして
トルファは一人背を向けて歩き始めた。竜王の島から虹の橋へと一歩踏みだしたとき、彼を
おなじみとなった赤一色の空間と、友誼を結んだ竜族の若者が待っていた。

 精霊の加護に守られたこの地で繰り広げられた冒険は、トルファが体験した数多い
冒険のなかで、代表的なものの一つとして数えられている。


6 :296 ◆kYB5EDmqco :03/10/22 23:04 ID:8v+XUaVL
 第四の扉 〜 ルプガナ “丘に咲く曼珠沙華の花” 〜

赤一色の空間をわたって、人となった竜族の若者は旅立っていった。
竜の血をひくことになる自分の子孫のために街を作ると言って……。
また一つ小さな別れを繰り返し、トルファは港町ルプガナに立った。
そこで出会ったスイと名乗る謎の美少女を通して、トルファはアレフガルドに
残る悲話の体験者となる。野望のために魔物にまで成り下がったスイの父・ムーンブルクの
国王を討ち果たした後、トルファはスイと別れ、血のような花を咲かせる曼珠沙華の丘から
新たな見知らぬ地へと旅だった。

以下、第五の扉 〜イシス 風と砂の狂想曲(仮)〜 へ

7 :296 ◆kYB5EDmqco :03/10/22 23:08 ID:8v+XUaVL
 というわけで、適当に>>3->>6の間で、これまであったストーリーに題を入れたり
粗筋を書きましたが……できれば、ストーリーを担当した方に修正してもらいたいと
思っています。まだ見ておられるなら、是非ともやっていただきたい。


8 :諸葛亮スラリソ\ ◆5VrxCs/8kA :03/10/23 00:24 ID:XFuxHWim
乙ですた。

9 :諸葛亮スラリソ ◆5VrxCs/8kA :03/10/23 00:28 ID:XFuxHWim
…あれ?
何で名前に…

兎にも角にも乙でした。

10 :296 ◆kYB5EDmqco :03/10/23 01:56 ID:YF6/2mnD
題は下記の書き方の方がいいね。これに変更。

■トルファの冒険の書
第一の扉 〜レヌール城〜 “古城の宴”
第二の扉 〜アッテムト〜 “古代遺跡の街(仮)”
第三の扉 〜ラダトーム〜 “竜の一族”
第四の扉 〜ルプガナ〜  “丘に咲く曼珠沙華の花”
第五の扉 〜イシス〜   “風と砂の狂想曲”

■華龍光臨
7ベースの物語で現在フォロッド。


>>9
どもです。お互い頑張りましょう。


11 :296 ◆kYB5EDmqco :03/10/23 02:22 ID:YF6/2mnD
1.赤色の扉

トルファは赤色の扉を開いた。部屋の中は不気味に静まり返り、水滴が石の床を
叩く音だけが反響している。机の上には水のつまった瓶とメダルの入った袋が無造作に
置かれていた。ポウッと天井に青い光がともり、先程の風の精が降りてきた。
「机の上に置かれたメダルと瓶は私からの報酬です。どちらか片方をお持ちください」
袋の中に入ったメダルの数は合計二十一枚。これだけでは何の役に立つのかまるで
わからない。確実に言えることは、水のつまったガラス瓶は、この後に控えた砂漠の鬼との
戦いで重宝するだろうということだけだ。

1.小さなメダルにする
2.瓶をもらう。

12 :69 ◆Qz0e4gvs0s :03/10/23 10:50 ID:bltZL+X6
2. 青色の扉

トルファはうんこを漏らし、
その味を存分に味わった。
ーーーーー終了ーーーーー
ドラクエの巻

13 :名前が無い@ただの名無しのようだ:03/10/23 11:08 ID:61FGLwXL
>>11
とくれば、もちろん1

遅ればせながらスレ立て乙です

14 :296 ◆kYB5EDmqco :03/10/23 20:38 ID:JyY3OGZA
1.小さなメダルにする

トルファのメダルの入った袋を選んだ。
メダルのずっしりとした重みが掌に伝わってくる。
「それでは、御武運をお祈りしています」
トルファ達は赤い扉の間を後にした。

15 :296 ◆kYB5EDmqco :03/10/23 21:02 ID:JyY3OGZA
青い扉を開けると、中は真っ暗だった。
「灯りをつけましょうか?」
そう尋ねようとした少女は、緊張した面もちで足を止めるトルファの姿を見た。
少女は目を凝らして闇の中を見たが、何も感じ取ることはできなかった。
「いるんですか?」
シードが緊張しているのは、モンスターの気配を察知したからに他ならない。
「ああ、それも結構な数じゃないかって気がするよ」
「残念だが、それは君の検討違いだ」
突然第三者の声が割り込んできた。恐ろしいまでに澄んだ声音。
パッと部屋の中が明るくなり、豪華な応接間の様相を映しあげた。


16 :名前が無い@ただの名無しのようだ:03/10/23 21:07 ID:JyY3OGZA
>>15の訂正。すみません。間違って投稿してしまいました。

青い扉を開けると、中は真っ暗だった。
「灯りをつけましょうか?」
そう尋ねようとした少女は、緊張した面もちで足を止めるトルファの姿を見た。
少女は目を凝らして闇の中を見たが、何も感じ取ることはできなかった。
「いるんですか?」
トルファが緊張しているのは、モンスターの気配を察知したからに他ならない。
「ああ、それも一人じゃない。闇の向こうから猛獣の群れが伺ってくるようなプレッシャーだよ」
「残念だが、それは君の検討違いだ」
突然第三者の声が割り込んできた。恐ろしいまでに冷ややかに澄んだ声音。
パッと部屋の中が明るくなり、豪華な応接間の様相を映しあげた

17 :296 ◆kYB5EDmqco :03/10/23 21:45 ID:JyY3OGZA
_| ̄|○ 今度はトリップ書き忘れだぜ。主人公の名前を別小説のやつとごっちゃに
してしまったし……寝ぼけながら書くもんじゃないですね。この失敗のおかげで
目が覚めたけど。

>>16の続き
大きなテーブル、金の燭台、豪華な家具、今すぐにでもパーティーが開けそうだ。
しかし、声の主はテーブルについておらず、先程空間を覆うように占めていた魔物の
気配も嘘のようになくなっている。
「お初にお目に掛かる。風の精が選んだ人よ」
部屋の四隅から砂が立ち上り渦を巻くようにして一点に集束する。
現れたのは白いローブで全身を覆った人間型の魔物だ。
先程上の階でトルファが倒した魔物によく似ているが、身に纏う気配は比べ物に
ならない。優雅な物腰で椅子に腰を下ろすと、魔物はトルファ達にも席を進めてきた。


18 :296 ◆kYB5EDmqco :03/10/23 22:01 ID:JyY3OGZA
「遠慮することはない。罠など椅子にも卓にも仕掛けていない」
「結構だ。遠慮させてもらう」
トルファの反応はにべもない。気を悪くした風もなく魔物は、言葉を続けた。
「そうかね。せめて交渉が決裂するまでは友好的でいたかったのだがね……」
「交渉?」
「そうとも。女王の友人……イーシャと言ったかね。条件さえ飲んでくれるのならば
 我ら砂の眷属は、風の眷属の領地より去ることに依存はない。君の王国からさらった
 人間達もお返ししよう」
「……嫌に友好的なんだな。目的はこの地を砂で鎮めることだとばかり思っていたが」
「それは副次的なものだよ。我々には十二個ほど欲しい物があってね。そのうちの
 三つがこのイシスの地に眠るということまでは掴んだのだが……そこからが大変でね」
もったいぶるように魔物が肩をすくめておどけてみせる。
「一つは砂漠の流砂の底にうずもれているのを、同胞が見つけた。
 二つ目は砂漠を横断する隊商のリーダーが持っていた。
 しかし、最後の三つ目だけはどこを探しても見つからなかった。我らの力の通じぬ
 水の底か、はたまた二つ目を見つけたときのように、人間が持っているのか……」


19 :296 ◆kYB5EDmqco :03/10/23 22:07 ID:JyY3OGZA
そこで魔物は一端言葉を区切ると、意味ありげにトルファの顔を見て笑った。
「近しい者は惹かれあわずにはいられないとはよく言うが、実際その通りだったよ。
 トルファ君、私が欲しいのは君が持っている三つの宝石だ。赤い門のマークが刻まれたね。
 それを私に渡してくれれば、我々はここから立ち退こう」

1.渡す
2.渡さない 

20 :名前が無い@ただの名無しのようだ:03/10/25 08:56 ID:sEslLHPX
2

21 :名前が無い@ただの名無しのようだ:03/10/26 00:08 ID:wlfaO0ig
2

22 :296 ◆kYB5EDmqco :03/10/26 22:25 ID:ddx5pNG2
2.渡さない 

「悪いけど、無理だね」
「ほう、予想された解答ではあるが……何故だね」
「1つ、俺は三個もその石を持っていない。一個は財布ごと盗まれてしまった。
 2つ、俺は強盗が嫌いだ。理由は以上。納得したか?」
語気を強めてトルファが理由を言い放ったとき、うなり声のような音をあげて
部屋が揺れ始めた。
「いいだろう。できれば君も連れてこいとの仰せだ」
テーブルと椅子、そして家具が一瞬で砂となって崩れ落ちる。
ローブを突き破るようにして現れた巨大な砂の塊が部屋の中央に立ちはだかる。
本性を現した砂の王が、不気味に姿を変えながらトルファ達に迫ってくる。

1.ルカニを唱える
2.ガラス瓶の中の水を使う
3.斬りつける

23 :名前が無い@ただの名無しのようだ:03/10/28 23:09 ID:zgedcv/1
1

24 :名前が無い@ただの名無しのようだ:03/10/30 01:40 ID:fg57evRg
アイテム活用で2

25 :名前が無い@ただの名無しのようだ:03/11/01 23:30 ID:bnp8mNHa
ほしゅ

26 : ◆QtFWWohQxQ :03/11/02 02:17 ID:lnxugemx
ここか小説スレって。
全然関係ないけど、とりあえず296さん乙w

27 :ロト ◆t5n7z.5zzY :03/11/03 03:42 ID:hZUTjafq
今、ドラクエ5とドラクエ6の長編小説を書いています。
かなりオリジナルが入っています。
それと恋愛も。

28 :名前が無い@ただの名無しのようだ:03/11/03 03:42 ID:f3pw8uei
>>27
大期待してみやう

29 :ロト ◆t5n7z.5zzY :03/11/03 03:56 ID:hZUTjafq
でも、>>1を見てみるとゲームブック方式になっているみたいだけど・・・
大丈夫かなあ。

30 :名前が無い@ただの名無しのようだ:03/11/03 03:58 ID:f3pw8uei
>>29
最後のQ&A読んでみそ

31 :ロト ◆t5n7z.5zzY :03/11/03 03:59 ID:hZUTjafq
まあ、ダメになった時は途中で止めたらいいし、大丈夫だろう。
小説はかなり素人だけど頑張ります。

というわけで、最初はDQ6の小説から行きます。

32 :ロト ◆t5n7z.5zzY :03/11/03 04:19 ID:hZUTjafq
DQ6長編小説

1.目覚めの朝

ここは喉かな村、ライフコッド。

少女「お兄ちゃん、お兄ちゃん起きてよ、もう朝だよ」
イザ「んん・・・ふあ〜・・・タ、ターニアおはよう」
ターニア「もう、お兄ちゃんったらいつも起きるのが遅いんだから」
イザ「ハハ・・・、ごめんターニア」
ターニア「そうだ、今さっき村長さんが来て、お兄ちゃんに用事があるから起きたら村長さんの家に
     来てくれって」
イザ「え、村長さんがあ・・・何の用事だろ」
ターニア「そういう事だから早く村長さんの家に行かないと」
イザ「そうだな、とにかく行ってみるか」
そういうとイザは服に着替え、村長さんも家に向かった。

33 :ロト ◆t5n7z.5zzY :03/11/03 04:22 ID:hZUTjafq
早速間違った。
村長さんも→村長さんの
ごめんなさい。

34 :名前が無い@ただの名無しのようだ:03/11/03 04:24 ID:f3pw8uei
>>31
ちょい待ち!
投稿する前に、メール欄にsageを入れることを覚えませう
この板このスレは、素人の自称小説家さんは大歓迎ですが、2ちゃん素人さんは面倒みられません
また、荒れやすい板のため、2ちゃんねるブラウザを導入することをオススメします

35 :ロト ◆t5n7z.5zzY :03/11/03 04:28 ID:hZUTjafq
>34
ごめんなさい、ついsageるのを忘れていました。
小説はまだ素人ですが、2ちゃんは素人ではないので。

36 :ロト ◆t5n7z.5zzY :03/11/03 05:20 ID:hZUTjafq
2.精霊の冠

早速村長さんの家に向かった。
そして、村長さんの家に着くと、ドアと叩いた。
「トントン」
イザ「村長さん、いますか?イザですけど」
村長「おお、イザか入って来なさい」
イザ「失礼します」
そういうと、イザはドアを開け家の中へ入る
村長「遅かったなあ、ずっと待っていたんじゃぞ」
イザ「スミマセン、ちょっと・・・、ん?」
イザはテーブルに大きな袋を見つける
村長「ああ、そうじゃった今年はお前の妹のターニアが精霊の使いの役だから
   兄であるイザに精霊の冠を買って来て欲しいと思ってな・・・どうじゃ、行ってくれるか」
イザ「はい、行ってきます」
村長「そうか・・・良かった。それでは、早速シエーナに行って精霊の冠を買って来てくれ。
   お金は、この大きな袋に入っている村の民芸品を売れば足りるはずじゃ。
   それでは、頼んだぞ」
イザ「はい」
そういうと大きな袋を持ち、村長さんの家を後にした

37 :ロト ◆t5n7z.5zzY :03/11/03 07:04 ID:hZUTjafq
3.旅立ち

イザ「まあ、とにかく家に戻るか。いきなり行ったらターニアが心配するからな」
とりあえず、ターニアの家に戻ることにした。
イザ「ターニア、ただいま」
ターニア「あ、お兄ちゃんお帰り・・・。ところで村長さんの用事って何だったの」
イザ「ああ、ほら今日の夜祭りがあるだろ。それで精霊の冠を買って来るように村長さんに頼まれた
   んだよ」
ターニア「そうなんだ・・・、ちょっと心配だなあ」
イザ「ハハ、そんなに心配しなくても大丈夫さ」
ターニア「そうだね、お兄ちゃんなら大丈夫だよね」
    「そうだ、お弁当も作らないといけないね、ちょっと待っててね、すぐ作るから」
イザ「頼むよ・・・、そうだちょっと出かけてくるから」
そういうと、ターニアの家を出た。
イザ「やっぱり、何も持って行かないで旅に出たら、死んでしまうよな」
  「と、とにかく武器屋に行って装備を整えないと」
そういうと、武器屋に向かった。
イザ「え〜と・・・、どうのつるぎと・・・」
  「よし、装備はこれで良いかな、さてそろそろ家に戻るか」
イザ「ただいま、ターニア」
ターニア「あ、お兄ちゃんお帰り、もうお弁当できているよ」
はいっとイザにできたての弁当を渡す
ターニア「お兄ちゃん、本当に無理しないでね・・・」
イザ「大丈夫だって、相変わらず心配性だな・・・(ターニアがそんな事言うから俺まで心配になってきた)」
  「それじゃあ、行って来るから」
ターニア「う、うん・・・本当に気を付けてね、お兄ちゃん」
心配そうにイザを見つめる。
イザ「ああ、それじゃあ行ってきます」
  「ま、まあ大丈夫だよな・・・俺」


38 :ロト ◆t5n7z.5zzY :03/11/04 08:34 ID:Gn4xqrXZ
4.シエーナ

早速イザは、山はだの道に向かった。すると、そこに一人の男が寝そべっていた。
ランドだ。
そして、ランドは俺に気が付くと、こちらに近づいて来た。
ランド「よお、誰かと思ったら兄貴じゃないか、こんな格好で何をしに行くんだい?」
イザ「やあ、ランド。今からシエーナに行って精霊の冠を買いに行くんだよ」
ランド「そういえば、そんな時期だよな。確か今年の村まつりはターニアちゃんが神の使いをやるんだろ?
    楽しみにしてるって伝えておいてくれよ。ア・ニ・キ!」
イザ「ああ、伝えておくよ。(俺、あんまりランドの事好きになれないんだよな)
   それじゃあ俺、行くから」
そういうと、ランドと別れ、シエーナに向かった。
始めはぶちスライムやファーラットに苦戦するが、なんとかシエーナの町に着くことができた。

シエーナという町はとても活気があり、年に一度バザーがあるということで有名だ。
イザ「相変わらず賑やかな町だよな。そ、そうだ俺は精霊の冠を買いに来たんだよな。
   確かビルデさんって人だよな」
キョロキョロと探していると、一人の女性を見つけた。
イザ「あの人に聞いてみるか。すみません、ビルデさんの家はどこですか?」
女性「え、ビルデは私の父ですが・・・、もしかしてライフコッドの使いの人ですか」
イザ「そうなんですか、それは良かった。ところでビルデさんは?」
女性「それが・・・、父は西の森に精霊の冠の材料を探しに行ったきり帰って来ないんです。どうか父を探して下さい」
イザ「西の森の方ですね。分かりました、ちょっと行ってきます」
そういうと、イザは西の森に向かった。


39 : ◆kYB5EDmqco :03/11/04 11:02 ID:WJKdJ3O9
新しい人頑張ってるね。俺も頑張らないといけないなぁ。
じゃぁ、俺の投票もいれて2にするか。

40 :華龍光臨:03/11/04 21:29 ID:v5p9NzZH
戦闘は程なく終わった。
からくりの兵は工作活動する技術はあれど一度動きを止めた衝車を再び動かせるようにすることはできなかったようだ。
もと来た道を戻ってゆく。
衝車はここに放置していくようだ。
「後をつけてみますか?」
「いや、危険だろうからやめておこう。」
からくりの兵を見送って草むらから姿を現す。
町のほうは敵が撤退したのを確認して城門が大きな音を立てて開かれる。
それと同時に工夫たちが城門から現れる。
護衛の兵隊も一緒だ。
からくりの兵以外にも魔物の姿は見られる。それを考慮したものだろう。
「これはどうします?」
アルスが衝車に指をさす。
「放っておいて問題はないだろう。偵察の兵が向けられることだろうからな。」
「兄者。行きましょうぞ。」
「うむ。」
ゆっくりと城門へと向かう。
城門の兵士がこちらに気付きゆっくりと向かってくる。
簡単な問答の後に一行は門を潜る。


41 :華龍光臨:03/11/04 21:30 ID:v5p9NzZH
「宿は取れました。」
「うむ。ありがとう。」
宿屋の女性は久しぶりの客といっていた。
ここ数年戦争のせいで客足がめっきり遠のいてしまったそうだ。
戦争はかなりの劣勢であるようだ。
敵の本拠はすでにどこかはわかっているようだがどうしても手が出ないといっていた。
それでも、ここから程近いフォロッド城の諸将のおかげでここまで堪えてこれたということだ。
「敵の本拠が知れても攻撃が加えられないとはな。」
「あのからくりの兵相手ではさぞかし攻めがたいことでしょうな。」
なるほど、からくりの兵相手では通用しない戦法がある。
兵糧攻め、心理戦…なるほど。からくり相手では全く通じないことだろう。
「技師…が必ずいるはずですが。」
誰かの手で作られたのなら故障を治す、または作り出す技師がいるはずだと。
もし捕らえればどうにかなるとは思うが…表に出てくることはないだろう。


42 :華龍光臨:03/11/04 21:32 ID:v5p9NzZH
町を見回すと町のあちこちに動きを止めたからくりの兵が見られる。
宿屋の女性がこの城壁ができたのはちょうど半年前の冬と言っていた。
それまでは町の中心部にある砦に篭っていたがそれでも一般民の被害は甚大であった。
それを危惧した一人の将軍が冬の寒さを利用して城壁を建造する時間を稼いだとのこと。
それでもこの壊れたからくりの兵のようにすばやく侵入するものがいるのだろう。
町中から悲しみの声が聞こえてくる。
倉庫らしい場所から少女の泣き声が聞こえてきた。
中の少女を刺激しないように中の様子を見る。
中には少女と壊れたからくりの兵と、小さめの棺。
泣いている少女が手に持った棒で必死にからくりの兵を叩いている。
…ゆっくりと倉庫から離れた。推して知るべし。である。
「所詮、からくり。…人の悲しみなんてわからないのだわ。」
くっと握り拳に力が入る。
「兄者。如何なさいますか。」
「…ひとまず砦へと向かおう。」
「そうですな。まだ指揮官がいるはずですしな。」
ゆっくりとその足は砦へと向いた。
必ずやこの悲しみを晴らしてみせると心に誓う一行だった。



43 : ◆kYB5EDmqco :03/11/08 17:03 ID:gEzyzDXv
2.ガラス瓶の中の水を使う。

 狙いすましたトルファの左手からガラス瓶が飛んだ。
フタを抜かれた瓶は、中身の水を振りまきながら相手の砂の身体にめり込んでいく。
恐ろしい悲鳴が部屋の中に響き渡る。後には、ただの砂の山が残った。
「……やったのか?」
拍子抜けしたようなトルファの言葉に答える者がいた。
「蜥蜴の尻尾という言葉をご存じかな?」
魔物の言葉が背後からした。


44 : ◆kYB5EDmqco :03/11/08 18:02 ID:gEzyzDXv
突如として巨大な石の腕がトルファめがけて飛んできた。
背後からの奇襲。あまりの速さに痛みで声をあげる暇もなかった。
反応できずにトルファはしたたかに壁へと打ち付けられた。
慌てて駆けつけた少女がトルファにベホイミを唱える。
「ぐ、ぬ……」
幾分呼吸が楽になった身体を必死の思いで立て直して攻撃の主を睨み付ける。
「しぶといね……どこまでがあんたの身体なのか聞いてもいいか」
飛ばした腕を納めた石の集合体が天井より降りてきた。
巨大な体躯をもつ<ゴーレム>と呼ばれる魔物の姿。
のっぺりとした顔は何の表情も見せることもなく、トルファを静かに見つめている。
「目の前に転がっている砂の山は、まぎれもなく私の肉体だ。核が水の浸食を受ける
 まえに切り捨てたのだ。おかげで、こんな不完全な姿に変化せざるを得なかったよ」
そこで一端言葉を切ると、魔物は右腕を天井一杯にまで振り上げた。
「だが、この姿でもお前達を葬るには充分よ!」
部屋を振るわせるほどの風の流れを生み出して腕が振り下ろされる。
「イオ!」
空気の放電する輝きが室内を照らし、トルファの視界を赤くフラッシュさせる。
爆風を纏った腕が振り下ろされる直前、石の腕を光の網が覆い尽くす。
一瞬、砂の王の体が震える。勢いのついた手は、そのまま惰性でトルファの構えた剣を、
叩いたが、拳自身はその一撃で崩壊してしまった。
   

45 : ◆kYB5EDmqco :03/11/08 19:40 ID:gEzyzDXv
「やるな! では、次の攻撃をさばいてみせろ!!」
魔物がその巨躯に似合わない滑るような動きで間合いを取ると、
砕け散った右拳の石の塊が、拳大の大きさとなって魔物の左手と砕けた右腕に集う。
砂の王の両腕が前へ突き出すように動くと、矢のように無数の礫が飛んだ。
 飛礫だ!
上の階で白いローブを纏った魔物が見せたものと同様の攻撃。
しかし、今度は規模が違う。
拳大の岩の塊が間隙を埋める雨のように容赦なく殺到してくる。
「イーシャ、任せた」
「はい」
かけ声を合図に、ひるむこともなくトルファは石の雨へと突っ込んだ。
同時に、少女の手から白い冷気の奔流が放たれる。
駆け出すトルファを追い抜いて、吹雪が空間を白く霞ませて荒れ狂う。
飛来した石の矢は、吹き付ける氷の粒にからめ取られ、次々と力無く床へと転がり
落ちていった。


46 : ◆kYB5EDmqco :03/11/09 11:32 ID:Ne5AmnFO
氷の塊が舞い落ちるなかを、砂の王目指してトルファが駆け抜ける。
少女は軽く溜息を吐くと、雪粒にまみれたマントのフードを払った。
「その技でしたら、先程見せていただきました」
「その程度の児戯をしのいだくらいでこざかしい!」
怒号をあげた魔物が、ランスのように変化させた砕けた右腕をトルファにむけた。
猛々しい威力を誇る右腕が飛んだ。
その瞬間、トルファのスピードがピオリムを受けたように爆発的にアップする。
足が床を蹴るたびに、衝撃波を生んで空気をかき乱す。
衝撃に耐えかねた石がガラスのように砕け散り、まとわりついた氷の粒が光を
乱反射させて舞い上がる。
ほとんど床を這うような前傾姿勢で走るトルファの姿は、人間のものとは思えないシルエットだった。
魔物の右腕が虚しく上空を通り過ぎていく。
「馬鹿なっ!」


47 : ◆kYB5EDmqco :03/11/09 11:34 ID:Ne5AmnFO
 高速で走るトルファの両手に青い輝きが生まれる。
砂の王は拳に力を込めて、トルファめがけて打ち下ろす。
トルファは突きの体勢だった。両手に宿した青い輝きを、全身のバネを使って突き込んでくる。
砂の王はその一撃が、自分の胸部にある核を狙ってくるものと思った。
一撃で自分を倒すためには、それしか無いからだ。その拳でトルファを打ち据える
覚悟を決めた。 仮に相打ちになったとしても、核が浸食を受ける前に抜け出す事が
できる。砂の王はそう確信した。

しかし、次の瞬間、拳が感じたのは肉を砕く感触ではなかった。


48 :名前が無い@ただの名無しのようだ:03/11/09 22:24 ID:Ne5AmnFO
現在このスレで連載中の小説。

■トルファの冒険の書
>>2   プロローグ
>>3-6   あらすじ
>>10    目次
>>11-22  本編(イシス)
>>43-47 本編(イシス)

■DQ6長編小説
>>32 >>36-38

■華龍光臨
>>40-42

49 :名前が無い@ただの名無しのようだ:03/11/14 01:07 ID:rRGQkC8N
ほしゅっておこう…

50 :華龍光臨:03/11/17 21:11 ID:SMIxTb0k
砦へは一旦屋上に上りその入り口から入る。
敵に容易に侵入できないようにしたため入り口はここ一つだけである。
入り口には兵士が二人。
こちらの姿を確認すると多少は警戒しつつもすんなりと通してくれた。
扉の中にいる人に合図をしてゆっくりと扉が開く。
ちょうどその時城門のほうから大きな音がしてきた。
ふと見やるとあの衝車が内部に運ばれてくるではないか。
「無事、見つけたようですな。」
「そのようだ。」
この世界ではこのようなものを見ることがないのだろう。
珍しげに眺める民衆の姿が見える。
「とりあえずは大丈夫だな。」
「うむ。」
衝車がゆっくりと砦に近づいてくる。後ろで必死に兵士が押している。よく見ると車輪が動いていない。
「む。車輪が動いていないな。」
「うまくあれを止める手段がわからなかったので落ちてた枝を適当な歯車に挟んだのですが。」
といわれても、歯車がどういうものか、よくわからない。
「そうか。」
「とりあえず、中に入りますぞ。兄者。」
「うむ。そうしよう。」
振り返り砦への入り口を潜る。

…城門の上から一行を見つめる暖かい視線があったのを彼らは気付いていない。

51 :華龍光臨:03/11/17 21:13 ID:SMIxTb0k
入ったそこは教会であったがすぐ近くの階段が内部へと通じている。
階段を下りていくとちょうど会議が終わったのか各将軍が立ち上がり階段へ向かっていた。
「む。この町が雇った傭兵か?」
将軍の一人が話しかけてきた。
「?」
「おぬしらのような猛者が我が軍に入ってくれれば戦局は有利になるに違いない。…急いでいるので失礼。」
将軍たちが階段を上っていく。どの将軍も疲れた顔をしていた。
砦の中は油の匂いで充満していた。
どうやら、外から流れ込んでいる小川が破壊されたからくりの兵の油が浮いているのだ。
ここから侵入されることはないのか?と聞くと。
「あやつらは水が苦手なのよ。」
と武器の手入れをしていた老婆が言ってくれた。
老婆だけではない。小さな子供たちも手入れをしている。
皆、文句のひとつも言わずに手入れをしている。
「兄者。」
「腹は決まっている。この場合は雇われたほうがいいやも知れぬな。」
「へへっ、さすが兄者だぜ。」
目の前に鎮座している机を眺める。
地図が広げられていて…ひときわ大きな印がつけられている。周囲の表現からしてそれが指し示しているものがこの町だろう。
その遥か東に大きなバツ印。「からくり」とかかれたそれは恐らく敵の拠点。
そして。
「間違いなく城ね。」
城の絵が地図上に描かれている。その下にフォロッド城と書かれている。
部隊を模したチェスの駒が辺りに散乱している。
「よし。フォロッド城へ行って傭兵志願だ。」
「今から行くの?」
宿は予約を取ってある。今から行くとなると予約をキャンセルしなければならない。
「…そうだな。宿で食事をしたら、にしようか。」
とりあえず宿へ行って、食事をしながらこれからのことを話し合うことにした。


52 :296 ◆kYB5EDmqco :03/11/20 01:02 ID:hIhU+sjW
>>47の続き 
 魔物の予想は外れた。トルファの狙いは、攻撃を仕掛けたことで無防備になった右腕だったのだ。
気付いたときにはもう狙いを修正するのは不可能だった。
一瞬の焦りと驚愕、そして違和感が彼の心を捕らえる。その一瞬が、目標とのあいだにほんの小さな誤差を生んだ。
目標を見失った豪腕が虚しく空を振る。 魔物の予想は外れた。トルファの狙いは、攻撃を仕掛けたことで無防備になった右腕だったのだ。
 気付いたときにはもう狙いを修正するのは不可能だった。
一瞬の焦りと驚愕、そして違和感が彼の心を捕らえる。その一瞬が、目標とのあいだにほんの小さな誤差を生んだ。
恐ろしい速さで左にステップを踏んだトルファが、両手に宿した青い輝きを魔物の右肩に叩き込む。
 突き刺さった輝きは、人間で言う鎖骨に当たる部位に命中し弾けた。
目標を見失った豪腕が虚しく空を振る。振り下ろされた拳は、トルファの服に
触れるか触れないかのところを逸れていった。 根幹を破壊された影響で、
魔物の右腕が砂となって崩れ落ちる。


53 :296 ◆kYB5EDmqco :03/11/20 02:38 ID:hIhU+sjW
ゴメン。52の訂正。なんで、こんなごっちゃになってしまったんだ。

>>47の続き 
 魔物の予想は外れた。トルファの狙いは、攻撃を仕掛けたことで無防備になった右腕だったのだ。
気付いたときにはもう狙いを修正するのは不可能だった。
一瞬の焦りと驚愕、そして違和感が彼の心を捕らえる。その一瞬が、目標とのあいだにほんの小さな誤差を生んだ。
恐ろしい速さで左にステップを踏んだトルファが、両手に宿した青い輝きを魔物の右肩に叩き込む。
目標を見失った豪腕が虚しく空を振る。振り下ろされた拳は、トルファの服に触れるか触れないかのところを逸れていった
突き刺さった輝きは、人間で言う鎖骨に当たる部位に命中し弾けた。
根幹を破壊された影響で、魔力を絶たれた魔物の右腕が後方で砂となって崩れ落ちる。


54 :剣士 ◆QWzUF/wj3. :03/11/24 22:16 ID:DIibotdn
1レスで終わるくっだらない話書いていいですか?

55 :名前が無い@ただの名無しのようだ:03/11/29 22:45 ID:ft1DlXIl
そろそろ保守の予感

>54
щ(゚Д゚щ)カモーン

56 :剣士 ◆QWzUF/wj3. :03/12/01 01:01 ID:VWdA/L2O
>>55
すみません、1レスの話は危険な気がしたのでやめといて別の話にしました。


甘いぶどうのような匂いが立ち込める。
甘い甘い粘液をべとりと垂らす、それは地獄へと誘う鋼鉄のように固いアゴ。
暗い洞窟に潜むコウモリを思わせる、鈍い赤光を放つ瞳の数。
そこへ、ひっそりとトラバサミ。
「うおおっ、足が」
周りを見渡すのが恐ろしいほどのラリホーアントの数に囲まれ、トルネコはたまらずリレミトを唱えたくなる。
「いかん、ここで帰るわけにはいかんのです! 今度失敗したら一体何度目になる!」
56回。もっと不思議のダンジョンに挑んで百階到達ができず、涙を飲んでリレミトの巻物で脱出した回数だ。
モンスターに袋叩きにされて、ダンジョンの外に有無を言わさず追い出された回数を含めれば、
既に攻略失敗数は二百回を超えている。
「今回こそは完全制覇するとネネとポポロに約束したんだ、絶対あきらめるものですか」
しかし、ダメージの蓄積が予想以上に多い。回復の壺の回数はかなり余裕がある、使うべき、いや……
――まてまて、この魔物はこちらが手を出さなければラリホーを唱えることはないはずです
しかし合計八体はあまりに不利――
この状況を打破するには、この絶対絶命の危機から無事脱出するには……
「そうか、あれですよ」
トルネコは胸ポケットから腕輪を取り出した。ラリホーアントの軍勢を前に不敵に笑う。
「爆弾岩になった気持ちです。さあ、いきますよ」
腕輪を右腕にはめた。

爆発が起こった。ダンジョン全体が揺れた。トルネコの脂肪もリズミカルに揺れた。
「べ、べんりな腕輪ですねこれ、ゲホッゲホッ」
爆発の腕輪の力でラリホーアントたちはすべて消しとんた。

57 :剣士 ◆QWzUF/wj3. :03/12/01 01:02 ID:VWdA/L2O
爆風はやがておさまり、一変してまわりには静寂がおとずれた。
トラバサミもはずれ、トルネコはほっと一息ついて座りこむ。とりあえず持ち物の確認ということで、
背中の雑嚢に手をかけようとする。
「ん?」
なにもない。袋がなくなって紐だけが残っている。
茫然と後ろを振り向く。思わず目を覆いたくなるような光景が拡がっていた。
そこには焼け焦げた袋とその中でくすぶっているアイテムがころがっていた。
「やってしまった……」
燃えかすになった巻物やら変形した盾やら、それらはもはや遺品だった。
だが最もショックを受けたのは、
「パ、パンが!」
トルネコは黒ずんだハムの切れ端を見たときだった。いそいでその辺りをかき集めて震える手で掴む。
手のひらの上にはお焼香のようになったパンがあった。
「なんということだ」
ネネの愛情のこもった大きなパンが無惨にも黒炭に。トルネコは嘆き悲しんだ。
「ああ、ひどい」
ここまでずっと残しておいたのに。もう食べられないなんて。……いや!
トルネコは首を左右に振った
「しかし、これでもネネの愛は残っているはずなんです」
トルネコの想いが手の上の黒炭をさらに熱くする。
「これは美味しいんです!」
炭を無理やり口の中へ押しこんだ。
「ぐわーーー!」
あまりの熱さに口から耳から火を吹いた。


記録 もっと不思議なダンジョン79F   57回目

  炭になったパンを食べて火を吹いてたおれる

58 : ◆kYB5EDmqco :03/12/01 21:58 ID:pLbqSiLa
>>56
乙! 確かに満腹度は大事だよな。
頑張って俺も続き書きます。


59 : ◆kYB5EDmqco :03/12/01 22:49 ID:pLbqSiLa
ちっくそ、途中でブラウザが落ちちゃったよ。

>>53の続き
疾風の勢いでヒャドを撃ち込んだトルファは、その反動を利用して高く宙を舞う。
わずか一秒にも満たないタイムラグの後、横一文字に空を斬った魔物の豪腕がトルファのいた場所を襲っていた。
「逃がすか!」
床を蹴った石の巨体が、宙に逃れたトルファに追撃をかける。
その瞬間、トルファの第二の呪文が完成した。
「イオ!」
空間の歪みとともに生じた光球が、激しい放電を繰り返して敵の視界と動きを制限する。
「雑魚ならいざしらず、この私に何度も同じ手が通用すると思うてか―――!!」
巨体を震わせた砂の王が、事も無げに呪文の妨害をうち破ってみせる。爆裂する時を
見失った光が、力無く左右に分かれて虚しく散る。爆風と閃光で白一色に染まった視界
のなか、勢いを増した魔物の姿が床へと舞い降りていくトルファに肉迫した。
「捕らえたぞ」
標的を捕らえた魔物の左腕が、横合いから首を刈り取るように振り下ろされた。


60 : ◆kYB5EDmqco :03/12/01 23:12 ID:pLbqSiLa
 刹那、破裂音と供にトルファの体が風船のように弾け飛んだ。
またもや肉を砕いた実感を得ることなく豪腕が振り抜かれた。
「くそ、マヌーサか……」
腕にまとわりついたトルファの肉体の残骸を一振りして払ったとき、
他者を幻惑する魔性の霧が部屋一杯に広がっていた。
砂の王の瞳には、トルファ達の姿が幾重にも重なって映っている。
(逃げ場の少ない空中に逃れたのも、イオの呪文も、全てこの瞬間をお膳立てするためか)
「ちょこざいな真似を……あぶり出してくれる」
うっすらと笑みを浮かべた魔物が、口を裂くように醜く大口を開けた。
その中から、灼熱する溶岩の塊が凄まじい勢いで吐き出された。

61 :剣士 ◆QWzUF/wj3. :03/12/02 22:00 ID:ComxjKvb
>>57のラスト
間違えてた……  57回目じゃなくて157回目でした

それと、もっと不思議「の」ダンジョンでした。
お詫び申し上げます

62 :華龍光臨:03/12/03 01:02 ID:Y725p8jL
宿へ戻って食事を取る。
宿屋の女性は食事後に宿を出ることに少し残念そうであったが温かい笑顔でまた来てくださいと言ってくれた。
食事を終え、いざ城へ向かおうとすると女性はバスケットをくれた。
久しぶりのお客さんなので。サービスですと手渡してくれた。
バスケットは返さなくてもいいですと。相当久しぶりのお客だったのだろう。
断るのも何か悪いので受け取ることに。
フォロッド城の場所は地図に従うとここから西。
こちらの世界に来て町までたどり着く距離よりかは遥かに短いだろう。
町の西門を潜る。
工夫たちがひっきりなしに出入りしている。
顔には明らかに疲労の色。怪我をしているものも。兵士として出撃したものもいることだろう。
だが、文句の一つ言うものはない。
確かに生きるためともいえるけど指揮官の人望も伺える。

西門を出てすぐに城が見えた。遮る物のない平地に立てられたそれは防衛には向いていないのだろうと思わせる。
だからこそ前線基地であるこの町に堅牢な城門を建築したのだろう。
恐らくは城と町とが抜け道で通じていていざとなれば城を捨てて町へ、町を捨てて城へ速やかに撤退できるようにしてあるのだろう。
先ほどの将軍は恐らく抜け道を通ったのだろう。姿は見えない。

63 :華龍光臨:03/12/03 01:04 ID:Y725p8jL
城に着くとそこは傭兵志願者で溢れていた。
「思った以上に多いわね。」
「うむ。これほどの志願者がいるとは思わなかったぞ。」
城門は閉じられていてその前の広場に傭兵志願者は集められていた。
城壁に背を預けゆっくりと座り込む。
向かいの城壁の上に子供や女性がもの珍しげに見下ろしていた。
聞くところによると金銀財宝、この城に蓄えられているありとあらゆる財宝を傭兵に分け与えるとのこと。
そのため、武者修行の戦士のみならず財宝目当ての冒険家の姿も見られるとのこと。
一国の宝物庫を開くとあればかなりの額になろうがそれだけこの戦の激しさを物語るに違いない。
「傭兵志願者の諸君!」
城門の上から声が降ってきた。
ふと顔を見上げるとそこにはこの国の王と思わし人物が現れていた。
まだ若い王だ。
「この度は…」
王の演説が始まる。
劉備はゆっくりと立ち上がる。
横ではつまらなさそうに大欠伸する張飛の姿が。
そんなに長くはなかっただろうか。
「だが、誰でも我が軍に入れるわけではない。」
周囲がどよめく。
「…この戦いは過酷を極める。数多くの傭兵たちが我が軍に志願し、そのほとんどが今までに戦死している。」
王の言葉が続く。
「故に、我々が認める実力を持つもののみ我が軍に入る許可を与える。」
さらに周囲がどよめく。
「兄者。要すんに、自分が強ぇことを示せばいいのか?」
「そうだろうな。」
城門前の広間は適度に広く城門と水路に囲まれていて簡単な武術大会なら開けそうだ。
「へへっ、腕が鳴るぜ。」
張飛はぶんと腕を回した。

64 :諸葛亮スラリソ ◆5VrxCs/8kA :03/12/03 02:51 ID:Y725p8jL
現在テストが差し迫っているため更新が滞りがちで申し訳ない。
テストが終わったらまた更新を行いたい…

65 :名前が無い@ただの名無しのようだ:03/12/06 17:26 ID:rHzeZM9y
そろそろ保守のよかん?

スラリソさん、自分のペースでじっくり書いていってくださいませー。

66 :296 ◆kYB5EDmqco :03/12/06 18:40 ID:wkppA+aH
相変わらずまったりとしたスレですな。

こっちは風呂敷のたたみ方で迷っています。

67 :名前が無い@ただの名無しのようだ :03/12/16 23:47 ID:26x4P+Wc
保守

68 :戻りついた年史:03/12/17 16:41 ID:fLPRGQ2J
南西に位置する、マウントスノー宗教自治区。
その大陸は、台地が雪山と谷が占める、閉鎖された経済圏なため、ムドー乱世に交易が途絶えてしまった。
独自の宗教文化が民族を束ね(ゲント自治区と共通する形態に見える)、圏内は狩猟と加工の分業が、
神官による公定歩合で調律されていた。
だが50年前の雪害で、現在は壊滅している報告が、レイドック圏サンマリーノ領にも届いていた。

さすらいの剣士テリーは、マウントスノー経済中枢を支えた、伝説の剣信仰を調査していた。
この人物は最強の剣を求め。アークボルトから雷鳴の剣を謙譲させたソードマスターとして、一帯に記憶されている。
情報を集め、サンマリーノ漁港からの、マウントスノー近海マグロ漁に便乗することで、この大地に降り立つことができた。

寒波が強い、マウントスノー沿岸に漁船がたどりつく。
「すまないね。」
漁師に別れを告げ、桟橋に飛び降りた。
「5日に来ねーと置いてくかんな」
漁船の船員に別れを告げたテリーは、山岳にあるマウントスノー自治区を目指した。
3時間ほど国道を登り(50年近く修繕が行われず、寒害で粉砕していた。)、
夜になってから教会のある民家の集落を見つけ1段落ついた。

「こんな事するの?」「フェラチオ知らないのかよ」
便所のある離れで、気の合ったカーリーと遊んだ。
「硬くならないから温めろよ。」
テリーをよそに、部屋の温度は低かった。
生まれて初めての雪国に、テリーは頭をかいて観念するしかない。
「ホールないか?」
テリーに、カーリー(女)が、聞き返し答える。
「年会費払ってないと遊べないよ。立たないわけ?」
テリーは答えた。
「ビアホールでいい。   寒くて立たないな・・これじゃ。」

69 :名前が無い@ただの名無しのようだ:03/12/21 21:59 ID:EuJ6hHl4
そういうのっていいのw?

まあ結構好きだけど

70 :華龍光臨:03/12/22 00:43 ID:5PB4Tu+Z
「どりゃああああああ!!!」
張飛が対戦相手を投げ飛ばす。対戦相手は派手に城壁に叩きつけられる。
重厚な鎧を着てはいるが、かなりの衝撃が襲ったことだろう。
相手は起き上がれない。どうやら気を失っている模様だ。
「勝者!張飛!」
「へへっ、他愛もないぜ。」
対戦相手は担架で運ばれていった。
ちょっとやりすぎたか?と思うがまあ、大丈夫だろう。
あれから簡易武術大会が開かれた。
アルスたちは団体戦で、劉備たちは個人戦で勝利を収め傭兵になることができた。
「さすがだな、翼徳。」
「兄者も無事に傭兵になれてよかったぜ。」
「うむ。」
張飛はどっかりと劉備の横に腰を落とす。
そして手渡されたバスケットを開け、豪快にサンドイッチにかぶりついた。
劉備もまたサンドイッチを食べ始めた。

日が落ちるころ、武術大会は終了を告げた。
全希望者の四分の三ほどが傭兵に選ばれた。
晴れて傭兵になることができた人々は先ほどと同じように城門前の広場に集まっていた。
大きな音を立てて城門が開かれる。兵士が出てきて一人ずつ中に入るように促す。どうやら一人一人謁見を許すとの事。

71 :華龍光臨:03/12/22 00:47 ID:5PB4Tu+Z
「それで、最初の仕事は見張りってことですな。」
城の東の見張り塔に劉備兄弟は配属された。
西の見張り塔には孫尚香とアルスたちがいる。
「そういうことだ。」
「ちぇっ、大暴れできると思ったんだがな。」
「まあ、いいではないか。他の傭兵には仕事が与えられなかったようだから、我々の力を高く評価してくれたということだ。」
他の傭兵は待機命令を出されている。
「しかしこれでは敵の接近がわかりづらいな。」
辺りはすっかり夜の闇に包まれている。
からくりたちに昼も夜もない。
それに魔物は夜のほうが動きは活発である。
だが前線には拠点であるフォーリッシュがある。
何かあればそこから兵がやってくることだろう。
「しばらくしたら見張りの交代もあろう。そうしたら少しその辺を偵察しよう。」
「そうですな。」
差し入れられたホットミルクを飲む。
戦時中というのに静かな夜であった。
どのくらい経っただろうか。
からくりの兵の姿は見当たらない。あくびを噛み殺して外を眺めていると背後から声をかけられた。
どうやら、交代の時間のようだ。


72 :華龍光臨:03/12/22 00:53 ID:5PB4Tu+Z
騒がしい食堂が一瞬静かになる。
城のコックも一瞬作業を止めて何事かと見る。
「むう、何か某についているのか?」
「雲長ほどの背丈の持ち主はそう多くはないからな。珍しいのだろう。」
2mを超える大男はそうはいまい。それにとても長い髭をたくわえているとなると珍しいことだろう。
「ふむ。」
空いている椅子に腰掛ける。
アルスたちや孫尚香はいない。どうやら先に休んでいるようだ。
「トラッド殿に偵察の許可をいただいた。食事後に行くぞ。」
「うむ。」
トラッド。彼は先のフォーリッシュで出会った将軍のことである。
彼は兵士長であり最初は軍を率いる立場ではなかったが、長引く戦争で数多くの将軍が戦死してしまい、今現在ではフォーリッシュを支える支柱である。
それだけではないにしろ今ここまで戦ってこれたということは彼の手腕が非凡なるものを証明している。
今まで城壁がなかった町を戦火に晒される中で城壁を作り出したのだ。
会心の策があったのだろう。
もし自分が…と思って考えるのをやめた。
自分は軍略家には向いてはいない。もちろん戦場を渡り歩いた(明らかに敗戦が多いのだが)経験はある。計略を弄せよといわれればできないことはない。
しかし、兵法を専門に学んだ者…徐庶、孔明などには到底叶うわけもない。
とはいえ、雲長や翼徳のように特に武に優れているわけではない。
…アルスやマリベルが使っていた「呪文」とやらを習ってみようか。自分にその素質があるかどうかはわからないが。
それにあの、遥かなる故郷の事も記しておきたい。
いつか帰る場所。それはいつのことになるか。
となると呪文の勉強はその合間合間にすることになろうな。
運ばれた食事を食べながら、そう思っていた。


73 :戻りついた年史:03/12/22 17:55 ID:TTBz8yhN
冷え込んだ雪国の朝に、目を覚ましたカーリーはストーブを灯火し。
1人な事に違和感を感じ、一緒に寝ていたはずのテリーを探した。
「テリー起きてる?」
外で風の音と、鳥の声が響く。
カーリーは歩き回る、部屋は床が軋む音だけしなる。
首を上げて唸り、あくびをした。空気が寒く・・・テリーはどこにいるかわからなかった。
帰ったのかしら。カーリーは不安になった。

アパートの裏階段に出て、冷え込んだ外にジャケット姿で彼女が降りてきた。
曇っていて、雪が薄く積もる裏道から、表通りに出る。教会の方向から人が歩いてきた。
「テリー!」
カーリーがテリーに気付き呼んだ。
「セックスだけして逃げたのかとおもった」
「あんたの事好きなのにそんなわけないだろ」
テリーは棺おけを引いて、カーリーの方に歩いてきた。風で冷え震えたが、健やかな朝になった。
そういえばなに引いてるんだろう。
「なに引いてるの?」「ソリにする」
返事をしたテリーが、目の前に来た。
「もう少し、あんたとスケベしたいけどな」

暖房がつけたままのアパートで、スナックを食べながらテリーが出発を切り出した。
剣をベルトでとめ、帽子をかぶり直す。
外からは音楽が聞こえてきた。
「パワーランドか」
外では街頭ラジオがメタルを流し始めてきた、田舎の時報ラジオ局が放送しているようだった。
「あばよ、帰りに時間が余ってたら寄るよ」
街道で棺おけを引きずり、テリーが出発していく。
「また来て」
しばらくオナニーはテリーとのセックスでしようか。あいつのおちんちんも好きになったし。
カーリーはテリー見送ると、階段を登り自室へ戻った。
天候は曇り空に太陽が透け、晴れてくる。

74 :戻りついた年史:03/12/23 11:50 ID:zWUve4ui
彼女は部屋の片づけを始めようと思った。
カーリーは部屋に戻り、ベッドのシーツを外し始める。
部屋の空気はじわじわ温まっていて、広げたシーツの精液の臭いがぬくい風をおこした。
「テリーのペニスの匂い、だね」
仕事まで日記でも書いてみようかと思った。羊の味つき干し肉を解かしてスープを作る。
ストーブは紅く燃えている。
空気はだいぶ暖かくなってゆき。外では通行人や馬車の音がよく聞こえるようになってきた。

日記の出だしが思いつかず。いらいらしてきたカーリーの前で、突然タンスが開き、何かが飛び出した。
わたぼうが現れた。
カーリーがはたきで襲い掛かる。
「なにしにきたのよ、ドラ猫!」
「やめろ!テリーを探しに来たんだ」
わたぼうが強烈な攻撃で袋叩きにされるなか、テリーがドアから入ってきた。「時計忘れたんだけど」
カーリーとわたぼうが同時に「テリー?!」
わたぼうにテリーが驚く。
「わたぼう?!どうしたんだ、会いたかったんだぜ!」
わたぼうが飛び込んできて、一気に喋った。
「テリーの妖気を探って来たんだ! だけどこのねーちゃんに」
テリーが察して、カーリーに説明した。
「こいつはわたぼうで。タイジュにいた精霊なんだよ」
しかし、カーリーには上手く伝わってないようだ。わたぼうが喋る。
「テリー!タイジュにもう一度来てくれないか?!テリーのちからがもう一度必要なんだ!」
「タイジュに?星降りの夜でもないのに、なにかあるのか?」
まってましたと、わたぼうが喋る。
「実は、いま夜がなくなってしまったんだ!!話は後で、さぁ行くぞ!」
タンスがグルグル回る、
テリーはわたぼうが、異次元が開いたタンスの中に吸い込まれて消えてしまった。
「テリー!」

75 :名前が無い@ただの名無しのようだ:03/12/23 12:56 ID:cy2Qaaoc
巨大な木の根の中で、テリーは異世界から到着した。
意識がハッキリする、わたぼうがどこかわからないので外に駆け出した。
木の根の中の部屋をドアから出ると。そこには誰もいない部屋があった。
「懐かしいな、誰もいないのか?」

テリーは幼い記憶を探り。そこに生えている木の枝から、タイジュの屋上にある牧場へ登った。
どうなってるのか、気にかけながら枝を登る。
そこを抜けると、牧場の広い空が見えてきた。
「なんだ?!」
登りついた牧場では、ミルドラースゾンビの大群が破壊を繰り広げている。
枝から飛び降り、巨大な木の上の牧場に着地する。
「テリー来たんだな!」
「わたぼう!」
ゲレゲレに乗ったわたぼうが応戦していた。そこではテリーの育てたモンスターが、
ミルドラースの大群と戦っている。
仲間を応援していた、青い鳥がテリーに気付いた。
「待ってたぞテリー!」
「ファンキーバード!!」
「背中にのれぇ!」
テリーを乗せたファンキーバードが、ミルドラースゾンビの炎で燃える牧場を飛び立つ。
「キースドラゴン!おいら達も乗せてくれ!」
わたぼうとゲレゲレ達を乗せると、ドラゴン達もテリーに続いた。
テリーがどうすればいいのか尋ねる、わたぼうは空を越えてマルタの彼方へと怒鳴った。
「ここはもう滅ぼされる!」

残されたタイジュはミルドラースの大群に食い荒らされていこうとしている。

76 :296 ◆kYB5EDmqco :03/12/23 22:28 ID:wvym33fe
>>60の続き
明後日の方向を、砂の王が吐き出した赤く輝くマグマが、舌で舐めとるように
幻影を焼き払っていく。すでにマヌーサの幻夢は半分ほど効力を失っていた。
「トルファさん、そろそろ動いた方がよくないですか? 私達」
少女は戦々恐々としながら柱の影から横目を覗かせて魔物を観察する。
柱の裏に座り込んだトルファは、背嚢の名から水筒を取りだしてから答えた。
「こういう場合はじっとしていた方が見つからないぞ」
「なんだか、やぶ蛇をつついた気分。あのときヒャダインで一気にけりをつけて
 おいた方が良かったんじゃありませんこと?」
「はは、それだと、多分仕留め損なったさ。まぁ、俺のこの手が駄目だったら、
 次は君が矢を放つ番だよ。一の矢が駄目なら、二の矢を。二の矢が駄目なら三の矢を!」
そう言い残すと、トルファは水筒を片手に柱から飛び出した。
魔物は、いまだ幻霧から解放されておらず、めくらめっぽうに灼熱の火線を吐き出していた。


77 :296 ◆kYB5EDmqco :03/12/23 23:20 ID:wvym33fe
 柱から飛び出したトルファが、よぎる火線のなかを、猿のように飛び跳ねてかいくぐる。
無音のうちに着地したトルファが占めた位置は魔物の背後だ。一足で飛び出せるまで間合いを詰めたトルファの
手から、空になった水筒が飛んだ。突き出された左腕から投じられた筒は、放物線を描きながら壁に向けて落下、
音をあげて跳ね返った。反応した魔物が壁に火を噴いた。次のトルファの攻撃に気付いたとしても、物音に反応した
魔物の全身は若干のタイムラグを生む。それこそが魔物の隙。トルファの狙いはその隙をつくことだ。
 飛来する鷹のように、トルファが幻霧のなかに突っ込んだ。抜き放たれた鋼の剣が寒々とした光となって魔物の背中めがけて
振り下ろされる。抜剣の瞬間生じた殺気を鋭く感じ取った魔物が、健在する左腕を体ごと回転させてトルファの攻撃を受けて立つ。
打ち合った剣が折れ飛んだとき、勝利を確信した魔物がうっすらと口を開けた。魔物の口腔が赤く輝く。たぎるマグマ
の塊が撃ち出されようとした刹那、トルファが口を飛沫かせた。たった一滴の水でも魔物を恐れさせるのには充分だった。
ましてや、視界を覆うまでに飛来する水飛沫。身の毛もよだつ雄叫びをあげた魔物の顔面を、トルファの指剣が
突き刺さった。人の顔面に鍵裂きをつくるように、突き立った指剣が胸部近くまで振り下ろされる。
剣すら跳ね返す鋼鉄の体も、水を浴びた今となっては紙以下だ。トルファの指に心臓部のコアをえぐり取られた
砂の王は、絶命の言葉すら残せず崩れ落ちた。後には残ったのは巨大な砂の山だけだった。

78 :296 ◆kYB5EDmqco :03/12/23 23:52 ID:wvym33fe

 トルファが砂の魔物との戦いに勝利をおさめたとたん、部屋の中にどっと一陣の風が吹き荒れ、残った砂の山を
跡形もなく運び去ってしまった。
「ありがとうございました。これで、私達風の民も救われます。お礼の言葉もありません」
何時のまに現れたのか、風の女王が側に立っていた。彼女はトルファの手を握って感謝の意を表し、同時に
側にいた少女を押しのけて、何人かの部下が周囲に集まってきた。
「お礼にピラミッドに眠る財宝を探してみたのですが、砂の精が持ち去ったせいか、何も見つかりませんでした。
代わりにといっては何ですが、細工師が打ち治したあなたの剣をお持ちください。きっと役に立ちますから」
彼女が側の従者に合図して、白い鞘に納まった剣を持ってこさせた。引き抜いたトルファに、剣は新たに
生まれ変わった姿を見せた。ガラスのように透明な刀身は、常に冷ややかな冷気を噴き出す。「氷の刃」だ。
「うわぁ、良かったですね。トルファさん」
「はは、お前のおかげでもあるんだけどな。山分けできない褒美で悪いな」
「あはは、私は彼女達に褒美だのねだるような関係じゃないですから。友達ですし」
風の精を押しのけてトルファの傍らに戻ってきた少女が、嬉しそうに話しかけてきた。
笑いながらぐしぐしと少女の頭を撫でると、トルファは風の女王に用件を切り出した。 
「これはこれでありがたくもらっておくけれども、俺が知りたいことはちゃんと教えてくれるんだよな?」
トルファの問いに女王が答えようとしたとき、赤一色の世界から使者が来た。
「風の女王よ、悪いが、続きは中でしてくれたまえ。ルールでは、その少女に聞かせてはならない事になっているのでね」
「彼」、いや、「彼女」が現れた。なぜなら、風の精と同じ姿で現れたからだ。
溜息をつくと、女王は少女に申し訳なさそうに微笑みかけた。


79 :296 ◆kYB5EDmqco :03/12/24 00:02 ID:S2lBH+XI
「御免なさい、イーシャ。秘密にはしたくないのだけれども」
「いいです。ゲイルさんと仲良くおしゃべりしてますから、トルファさんへの用が済んだら迎えに来てくださいね」
こまっしゃくれたことを言うと、少女は部屋から出ていった。何人かの風の精が、俺に深々とお辞儀した後、彼女にお供
していった。
「そういえば、あの娘、一体何者だったんだ」
「また、ここにくればわかるさ」
風の精の姿をした彼が、興味なさげに呟いた。そうして、トルファの体を赤い渦が包む。
赤い通路の先に赤い扉が3つ。
「今回はやけに長いね」
「短くされたら君は怒るだろう。では、手短にな」
それだけ言うと、「彼」は消えた。
「では、時間もあまり残されていないようですし……」
訥々と風の女王が語り始めた。



80 :296 ◆kYB5EDmqco :03/12/24 01:42 ID:S2lBH+XI
  ──煌びやかに星々が輝く夜の空。
おぞましき異形が疾走していた。……なにかから逃げるように。
 それは突然のことだった。
夜の闇を凌駕する真黒き竜が現れ──
二体の異形の激しいぶつかり合いは、十二個の流れ星を生んだ。




81 :名前が無い@ただの名無しのようだ:03/12/24 12:17 ID:tfp9ItmU
風の精が色っぽい

82 :戻りついた年史:03/12/24 16:14 ID:L+A6MDmY
大地の草の根からファーラットが飛び跳ねる。
「タイジュが大変だ!逃げろ!」
グシャ、と牧場の難民をミルドラースゾンビが踏み潰す。
このままではタイジュが壊滅だ。
怪鳥で空を飛ぶテリーは乗馬のように反転した。
「ファンキーバード!何か来るぞ!」

その時と同じくタイジュの王座には、美しさと残虐さを秘めた女王ジハードマーサが、略奪的な戴冠を終える。
「パパス、まだ精子をよこさない気かい?ダーマの滅んだ今、モンスターマスターの誕生に
お前の遺伝子が欲しいんだよ」
地下牢で拘束されている戦士は、過度の虐待に耐え抵抗する。
「モンスターを狩る力で、人間の世界を攻めるのか・・・」
女王の配下の妖術師が語り始めた。
「いま現実の世界から、全ての生き物から夢が消えているのです。人間に猟奇心を与えなければ、
殺意というエネルギーは復活しない。」
「あたしたち魔族の妖気は、狂気の利潤なしに蓄えられないのさ。」
彼ら魔族の力は、人間の世界に妖気の需要価格が高騰する事でしか発揮されないのだ。
この世界から悪のモンスター使いを誕生させなければ、人間の世界から殺戮の原動力は減少するだろう。
人間と魔族の欲望と野心が、無理に支配されなければ起こらなくなってしまったのだ。
空気が強張る、「殺せ、殺せ、」と。

「幸いタイジュに存在した最強のモンスター使いに、助けを求めに行った精霊がいたようだね。」
パパスはこの女王に恐怖する。妖術師を従えた悪女は、夢の世界から現実を破壊しにいく気だ。
「妖術師アダムス、早速テリーの味調べだ。」
妖術師は了解したが、女王のファックを見れない事に気付く。
「畜生、」と階段を登りながら愚痴をこぼした。しかし仕事だ。

「ホークブリザード、出撃するぞ。」
「皆殺しだぜ」

ファンキーバードが叫んだ。「テリー、ホークブリザードが来るぞ!!」

83 :北風:03/12/25 22:49 ID:RtSseeTR
書き手の皆さん、お疲れ様です。
このスレを訪れるのは久しぶりですが、面白い話を読むことが出来て楽しいです。

84 :戻りついた年史:03/12/28 12:13 ID:ieXxsUpt
日の灯りがテリーに光をかざす。
懐かしい空気が子供時代に来たタイジュを思い出させ、歩く速度を速めさせた。
「懐かしいなぁ!」
鳩が時計台やビルを飛び交い、光の反射が空を輝かせている。異世界の鳥の鳴き声はピャーと奇声だ。
テリーは平和な街に着き、豊かな気持ちになっていく。街道は瀬戸物の馬車のベルが大きく響く、盛んな交通量である、
俺はいままでタイジュの事は忘れてたのに、ここに来れて良かったとテリーは思った。
ホルンの楽団演奏が聴こえる街広場、「よぉ」とテリーが移動に使ったファンキーバードがたこ焼を食べている。
快晴の空、群衆の行き交う交差点でタイジュ国王とテリーが歩いていく。
花壇のある歩道を進み、高級マンション街へ移動する途中だ。
ミスタードーナッツにそっくりなドーナッツチェーンや、マルタの証券会社のビルが目立つ通りだ。オフィスウーマンが多い。
ジハードマーサが占領したタイジュを逃れたテリー達は、国王の避難したマルタ遠方の街に昨晩到着した。
タイジュ国王がある要人との密談を用意していて、その滞在先へと案内されているのだ。
国王は高級ジャケットとジーンズで軽装姿だ。
「王さま、俺がいないあいだに情勢が悪くなってたんだな」
国王が含みを秘めながら会話に応じた。
「テリーや、妖魔の強権政府最高総裁は秘密があるのじゃ」
「なんだそれは」
この王様はよく理解できないんだと、テリーは思い出した。
通行人達が二人を通り過ぎる中。国王にかわされ、テリーはマンションまで黙って歩かされる。
思惑を秘めた人間とは無関係に、空と鳥たちは無心に平和を称えていた。

先ほどの広場では、ファンキーバードとわたぼうが喋っていた。
「テリー、ここは夢の中でも、僕達には君の力が必要なんだ・・。」
「たこ焼うめぇ。」
平和な光景が流れる。

窓の漏れ日だけが照らす高級マンション内部、来場した国王が一室のドアをノックした。
「マーサ殿、救世主をお披露目に参りますぞ。」
「マーサ?」

85 :戻りついた年史:03/12/28 22:10 ID:jSiJq74M
「あ、ああブライ、アナルゥ!アナルゥ!」
「ウヒヒッ姫さんが肛門にアナルフィストされていいのかよ!」
「!!」
テリーと国王の入った部屋は、別の住人が情事の最中であった。
「肛門がひくひくしてるぞ姫様、・・・ん?テ、テメーら!なに見てやがる!!!!」
「失礼致した!」
あわててドアを閉めた。
「あれがマーサ?」「馬鹿を言うな!」

そして、ようやくテリー達は要人との会談を開始した。
「テリーさん、私とジハードマーサは正邪の対比です」
黄金の光の包む洋室にて、テーブルの向うの重要人物が語りだした。
国王は既に事情は知っているため、テリーが聞き入っている。
「岩永姫とコノハナサクヤみたいだ。」
「そうですね、現実世界が狭間の魔王によって引き裂かれ。魔界までもが危機に陥ったのです。」
この要人は、エルへブンの巫女だった。しかし、魔界の供物として分裂したマーサの片割れなのだ。
マーサは語る、魔界の恐慌に乗じた経済学者の新種の社会実験。魔物使いによる共産妖魔政策を。
客観的基準のみで魔物の生態を操作できると妄信する、その政権こそがジハードマーサ。
生きる目的もなしに、魔物が無意味に殺戮の輪廻を繰り返せる物か。テリーはその政権に反撥し発言した。
「ですが、魔族を滅ぼす事のみで、今回の独裁政権は打ち倒す事など不可能です。この世界の年史はいつまでも引き裂かれたままです。」
「怨念は決して費えない。」
テリーが意思を固める。
「そうです、歪んだ社会思想は融合によって消化する事でしか消えないのです。」
「国王、タイジュには国民は残っていないんだよな?」
ん?ああ、そうだと国王が答える。
この少年は救ってくれるのかも?と、マーサは希望を感じる。
「いまは、ただ。冷静な自分に戻らないければ。王さま、俺は戦うよ。」
そのセリフの直後、壁の奥から先程の喘ぎが響いてきた。
「いいわーー!!ブライーーーー!!!!」
「いい加減にしてよ!」マーサが怒鳴り、王とテリーは驚いた。

マンションから出たテリーは、一人の少女と再会する。「・・サンチ」

86 :華龍光臨:03/12/31 21:56 ID:wALtXSG/
「静かだな。」
「ですな。」
許可を得て偵察に出た三兄弟。
魔物の姿はないわけではないが明らかに少ない。
からくりの兵の邪魔になりうるのだろうか。
とりあえず、朝になるまで自由に偵察はできるが遠くに行くことはできない。
まずは城を出てフォーリッシュまでやってきた。
しかし門は閉まっていた。夜の間は何人たりとも入れるわけにはいかないようだ。
「どうする?兄者。」
「仕方あるまい。そういうことなら引き返すか。」
「明日出直しってわけか。」
そしてまさに城に戻ろうとしたそのとき。
扉がかすかに開かれた。
「?」
「お入りください。」
「夜は締め切るのではないのか?」
「特別です。支持がありましたから。」
兵士がこちらに小声で話しかける。
「そうか、それはありがたい。」
急いで中に入る。

87 :華龍光臨:03/12/31 21:57 ID:wALtXSG/
「いやはや、よかった。」
「そうですな。これである程度の情報は集めることができよう。」
まずは町のあちこちに放置されている壊れたからくりの兵を調べるのが目的である。
敵を知るのは最重要であるからだ。
これで作戦が立てられる。
「それにしても、誰が俺たちを入れてくれたんだ?」
確かに普通なら顔見知りはいない。
だが。
「…もうすぐ会える。」
確信に満ちていた。
恐らく城壁の上にいたのだろう。
静かな夜とはいえ兵士たちは絶えず動き回っている。
それでも聞き取れる足音。
それだけ別の空間にあるような。
はっきりと聞き取れる。
そして現れる一つの影。

「殿!お久しぶりでございます。」
「久しぶりだな。趙雲。」
また一人、龍が集う。

64 KB
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

★スマホ版★ 掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

read.cgi ver 05.04.00 2017/10/04 Walang Kapalit ★
FOX ★ DSO(Dynamic Shared Object)